もうすぐ2017年も終わりますね。
私がこの読書記録を残すことにした理由のひとつに、読んだ本で一年を振り返りたいという思いがありました。『2017年一番〇〇だった本』とかおススメランキング的なものとか。
そして『今年一番衝撃だった本』をあげるとしたら、おそらくこの漫画になると思います。
心身ともに健康なときに読んでほしい、生と性の物語
先生の白い嘘 / 鳥飼 茜
主人公は高校教師の原美鈴。過去起こった不幸な事件によって、自分が幸せになることに抗い、自分自身を憎み続けている。
そんな美鈴の教え子である新妻も、とある出来事から女性に恐れを抱いている。
その二人だけでも十分辛いのですが、読み進めるうち登場人物がみんなどこかしら病んでいるという…。いや、人間これが普通でそんな姿を普段見せないだけなのかも…。
美鈴の友人で恋愛至上主義、幸せそうに見える家庭を築くことに必死な美奈子。
美奈子との結婚を控え仕事もプライベートも順調にいくはずなのに、とある犯罪行為を重ねていく早藤。
いくつもの顔を使い分け、新妻や友人、美鈴を操っていく美少女ミサカナ。
新妻の本性を知りながらも自分が彼を守っていくと決め、自らも犯罪に手を染めていく玲菜。
…他にも「うわ、この人もか!!」と次から次に…。
一番驚いたのは、最終巻の美奈子…。美奈子という人物像を勝手に想像していたのですが見事に裏切られました。既に完結している物語ですが、美奈子の未来が一番気になります。
主人公は美鈴ですが、他の人物にもスポットが当たるように描かれているので、群像劇が好きな方も楽しめると思います。
本当に辛い物語でしたが、新妻くんには癒されました…。あんな高校生いたらすごいな。
1話目がネットで読めます。
2017年11月に読んだ本一覧
11月の読書メーター
読んだ本の数:14
読んだページ数:1479
ナイス数:36
スプラトゥーン2 イカすアートブックの感想
予約して発売日に入手!イカちゃん好きにはたまらない、イラスト・設定集。イイダちゃんの年齢にびっくり。スプラは2から始めたので、イカ世界の設定も知らないことが多くて楽しめました。ボリュームのある本ですが、あっという間に読んでしまいました!
読了日:11月29日 著者:
スロウハイツの神様(上) (講談社文庫)の感想
途中までは爽やかな青春ストーリー。スロウハイツというシェアハウスに住む若者たちの物語。でも辻村深月さんだからきっと何かあるはず…と疑わずにいられない。この言い回し…何かあるなと、勘ぐりながら読みました。そしてやはりあの住人が何かありそう。そして、あの住人も…そうなのか…?
読了日:11月21日 著者:辻村 深月
ちはやふる(36) (BE・LOVEコミックス)の感想
一巻まるまる東日本予選の準決勝。須藤さんが太一に突きつけた条件が…カッコよすぎ。西日本予選の結果が出て…。最近の悪い太一は好きじゃなかったけど、最後の方でいつもの太一が出てきてホッとした。
読了日:11月19日 著者:末次由紀
海月姫(17) (Kissコミックス)の感想
終わった…。今までの登場人物や目白先生も登場し、敵味方関係なく一件落着!というエンディング。天水館のその後がちょっと見てみたいです。それにしても蔵之介の女装は美しかった…。
読了日:11月18日 著者:東村アキコ
海月姫(16) (Kissコミックス)の感想
17巻が出たのでおさらいで…。蔵之介の番外編も良かった。やはり女装の蔵之介は美しい…。
読了日:11月18日 著者:東村アキコ
先生の白い嘘(8) (モーニングコミックス)の感想
面白かった。登場人物誰も幸せじゃない漫画だったけど、最後は一応ハッピーエンド?早藤や結婚にしがみついて理想的な家庭を築くのだけが生きがいかと思っていた美奈子が一番腹が座っていた…。ずっとどうなったのか気になっていた緑川さんがちょこっとだけ出てきた!スピンオフとかも作れそうな、登場人物みんなに興味が持てる漫画でした!
読了日:11月17日 著者:鳥飼茜
先生の白い嘘(7) (モーニングコミックス)の感想
美奈子があんなふうに土下座するなんて思わなかった…。そこまでして守りたいものがあるのか…。それが正しい判断なのかは微妙だけど。新妻くんの存在だけが癒し。っていうか、新妻くんやミサカナたち、高校生なんだよなー。
読了日:11月17日 著者:鳥飼茜
先生の白い嘘(6) (モーニングコミックス)の感想
早藤は過去に一体何があったんだ…? 性犯罪被害者は、自分は全く悪くないのに、罪悪感的な感情を抱くことが多いと聞いたことがある。先生の言葉からそれを思い出した。先生の告白を聞いた新妻が涙をこぼした瞬間が好き。
読了日:11月17日 著者:鳥飼茜
先生の白い嘘(5) (モーニングコミックス)の感想
怖い怖い怖い。犯罪者がまた増えた。比較的普通っぽく見えたあの人が…。そしてミサカナがもっと暴走しそうで怖い怖い怖い。
読了日:11月08日 著者:鳥飼茜
先生の白い嘘(4) (モーニングコミックス)の感想
怖い怖い怖い。早藤もミサカナも美奈子も。新妻くんの「先生教えて下さい これは暴力ですか」にジーンと、きゅーんとしてしまった。新妻くんのおじいちゃんと、先生と、新妻くん。このシーンだけは癒された。
読了日:11月08日 著者:鳥飼茜
先生の白い嘘(3) (モーニングコミックス)の感想
2巻から引き続き、チョイ役かと思っていた人物を結構深いところまで描いていく…。そしてミサカナに大きな影響を与えている人物も登場…。いやー、新妻くん、いいね。
読了日:11月08日 著者:鳥飼茜
先生の白い嘘(2) (モーニングコミックス)の感想
うわー登場人物みんな無理無理無理! いや、高校生の緑川さんだけはかっこいいなぁと思えてしまう。他の登場人物のように今後緑川さんもドロドロしたものが判明するんだろうか?
読了日:11月07日 著者:鳥飼茜
先生の白い嘘(1) (モーニングコミックス)の感想
なんだこりゃ!? 登場人物みんなどす黒い何かを抱えてる感じ。純粋な人が一人もいない! いや、現実はこんなものなのか!? この歳でこの漫画を読んでしまったのはなんか辛い。いや、若い頃の方が辛いのか!? もう何が何だか。
読了日:11月07日 著者:鳥飼茜
カカフカカ(1) (Kissコミックス)の感想
よくこんな設定思いついたな〜と驚きながら読みました。ちょっと際どいお話ですが、絵が可愛いのでそこまでドギマギせず読めます。添い寝をしたり密着するふたりの関係がどう変化していくのかちょっと気になりますが2巻以降どうしようかな〜。恋敵になりそうなあかりちゃんが、仕事出来てちょっと変なところもあって素敵です。
読了日:11月07日 著者:石田拓実
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